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【本レビュー】理念経営2.0 誰でも経営理念を創れるようになる本

とても身になる本に出会えたのでレビューです。

※本ページはプロモーションが含まれています

この本の概要

一言で言うと、企業の生き残り戦略を教えてくれる本です。

「あなたの会社がいる意味はあるのか?無くなったらダメなのか?」

この問いを投げかけ、解決のきっかけをくれます。

今までのようにただ儲けるだけではダメ。企業にも良い儲けであるかが求められる時代になった。「社長の高い志・誓い」ではなく「みんなの物語」を創れるかが求められる今、どのようにして理念を創っていくかを教えてくれるハウツー本でもあります。

 

おススメしたい人

・起業したばかりで経営理念を考えている人
・会社の売上が伸び悩んでいる人
・会社の方針が定められない人
・従業員とうまく連携が取れていない人

基本的には経営者向けですが、経営ビジョン理解が大切な部課長クラスや商品開発をしている人にもおススメできます。

 

3つの注目ポイント

僕が特にいいなと思った注目ポイントを以下のとおり。

①理念経営の重要さを教えてくれる
②難しいことばを共通言語化をしてくれる
③経営理念の作り方をステップで教えてくれる

順に解説します。

 

注目ポイント①:理念経営の重要さを教えてくれる

僕は以前、化粧品メーカーで働いていましたがブランド認知度、信頼性も高く、商品もいいので、ぶっちゃけ理念というものを重視しなくても売れました。そのため、あまり理念の重要性を実感できていませんでした。

ただ、差別化が難しいコモディティ化した業界では、選ばれるために理念が重要であること。そして社員をお金以外の価値で魅了し、最大限の力を発揮してもらうのに大切であると説いてくれます。

僕もこれには共感。僕が今いる保険代理店業界は、実は競合多数&お先が真っ暗状態です。

・保険代理店数はコンビニの約3倍(23年時点)
・ビッグモーター不正やカルテル問題で信頼がガタ落ち
・人口の減少、自動運転が進み保険契約が減少
・AI進化で営業マンの価値が減る

出典:2022 年度損害保険代理店統計/一般社団法人日本損害保険協会、コンビニエンスストア統計データ/一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会

こんな未来が見える中で「自分たちがいる意味ってなんだろう?」そんな問いかけを自問自答している時に、この本は今必要なことを一発回答してくれました。

 

僕たちは霧の中にいる。そこに、突然、遠くにぱっとワクワクする未来の景色が現れる。あ、あっちの方向に行きたいと思うだろ。今見えている世界だけではなく、将来見たい世界がメンバーたちに見えないといけない。

①あなたは石を積んでいる。②あなたはピラミッドを作っている。③あなたは10,000年後にも文明遺産を作っている。自分のやっていることを大きな存在と繋げるといい。

※本より好きな箇所を引用

注目ポイント:②難しいことばを共通言語化をしてくれる

ほとんどの人は経営理念を創ったことがないので、「パーパスって何?」「ビジョンとバリューの違いは?」って疑問を持ってる人が多い。明確に答えられる人も少ないので、いざチームで話しだすと認識が合わなくて議論を進めると迷宮入り。なんてこともありがち。

これは「共通言語化」ができていないのが問題。それぞれ若干の違いはあってもいいけど、根本的な言葉の解釈だけは統一しないとダメなんですよね。

この本では、言葉の意味や背景を細かく書いてくれているので、読んでさえいれば認識齟齬は起きなくなります。議論スピードもあがって、理念を早期に固められるでしょう。

ビジョンは、私たちは将来どんな景色を作り出したいか。
バリューは、私たちのこだわりたい事は何かと言う問いに対する答え。美意識、価値観のこと。
ミッションは、私たちは何のために存在しているのか?と言う問いの答え。ビジョンとバリューを繋ぐベクトル。
パーパスは、私たちの組織の存在する目的目的は何か?何がなくなったら自分たちではなくなるか?という問いの回答。ミッションは自分たち中心。パーパスは社会の側から捉える。

※本より好きな箇所を引用

 

注目ポイント:③経営理念の作り方をステップで教えてくれる

「何度もディスカッションをしたから言葉の認識は共通化できた!けど、そもそも経営理念ってどうやって作るんだろう?」

こんなことも、良く起きますよね。だって作ったことある人がそもそも少ないので。

しかし、この本はそこもしっかりケア。「どういうステップで作っていくべきか」「どんなツールを使うとうまくできるか」を、図を用いて紹介してくれます。経営コンサルタントを仕事している著者が普段から使っているツールなので実践的。使いやすさと効果があります。

現場で起こりがちなトラブル、生の意見をまとめられているので、この本さえあれば、経営理念ができあがるように設計されています。僕も長年よくわからないことがクリアになったので、スッキリした面持ちです笑

 

お値段高め、でも効果は間違いない

単行本約2400円、Kindle約2000円(2023年12月時点)とちょっとお高めですけど、著名人、第3者評価でも絶賛するだけの価値を感じました。

◎入山章栄氏(早稲田大学大学院 教授)「すばらしい! 日本中の経営者が読むべきだ。ビジョン・ミッション・カルチャーづくりの決定版!!」
◎出雲 充氏(ユーグレナ 代表取締役社長)「社会的意義が見出せない会社は生き残れない時代がはじまります」
◎山口 周氏(独立研究者)「本書を読んでいて途中から嫉妬を覚えました。佐宗さん渾身の代表作になることを確信します」

 

「社会にどういう意味を提供できるのか」
「私たちは将来どんな景色を作り出したいのか」

こういった問いに答えられない企業は衰退するのみで、生き残れないと痛感しました。来年に向けて私も考えていきます。PV数とかよかったまたレビューもしていきますね。

 

P.S:ブログだけでなく「Twitter」でも保険にまつわる発信しています。保険って知ってると何かと得することも多いので、お得情報を知りたい方はぜひフォローしてくださいね。

 

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