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【高齢運転者】自動車事故の原因ランキング【対策もあり】

最近、高齢ドライバーが運転操作を誤るなどして、重大事故を起こすニュースをよく耳にします。

 

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「自分が高齢者と呼ばれる年になって、自動車事故が怖くなってきた。」
「高齢者の自動車事故ってどんな原因で起きるの?」
「高齢の両親がまだ運転しているけど、事故をしないかとても不安。」

こういった不安をお持ちの方に、ぜひ読んで欲しい記事です。

 

この記事を書いている私は、現在は損害保険プランナー。
様々なリスクを抱えている企業、ご家庭のリスクコンサルタントをしています。
前職ではマーケティング関連の仕事をしていましたので統計データから事実ベースで起きている事故、リスクを少しばかり語らせていただきますね。
仕事がら自動車事故もすぐそばで起きることもあるので、少しでも自動車事故が減ればと心から願っています。

高齢者の自動車事故原因ランキング

結論、自動車事故原因は年齢により異なります。
今回は警察庁が出している自動車運転者による「年齢層別死亡事故の人的要因比較のデータ」を基に、75歳以上高齢者運転者の自動車事故原因ランキングを見てみましょう。

75歳以上の高齢者運転者の死亡事故原因ランキング

1位:操作不適(30%)
2位:安全不確認(19%)
3位:漫然運転(19%)
4位:脇見運転(10%)
5位:判断の誤り(7%)

出典:交通事故分析資料

 

事故原因の1位は操作不適、いわゆる操作ミスでの事故で30%でした。

このうちハンドルの操作ミス(15%) 、ブレーキとアクセルの踏み間違い 7.8%と運転に関わるミスでの事故が大半です。
様々なニュースでの高齢者の運転ミスが指摘されていますが、やはり操作ミスによる事故が最も多い結果となりました。

2位は安全不確認ということで、左右の確認や、一時停止などによる確認不足。3位は漫然運転。いわゆる運転経験豊富ということで、慣れてくることによるぼんやり運転のことですね。
4位はスマホやカーナビなど他のものを見ている間に起きた脇見事故と、3、4位は運転視野、視点が原因となる事故でした。
最後に5位が判断の誤りという順でした。

実際、高齢者運転者は年齢、体力、過去の経験等によって大きな個人差があるものの、どうしても以下のようなリスクはつきまといます。

・視力が弱まることで、まわりの情報を得にくくなり判断に適切さを欠いてしまう
・反射神経が鈍くなることで反応が遅れてしまう
・体力の衰えから運転操作にミスが出たり、長時間の運転が難しくなる
・運転が自分方位になり、交通環境を客観的に把握できなくなる

私は現在30代ですが、長時間の運転となると集中力が途切れ来る感覚はすごくわかります。そのため、高速運転の際はよく休憩していたりします。

 

もしかすると

今まで無事故の方
「実際自分が事故を起こすことはないだろう」

「万が一の時でも、避けようと思えば避けられると思う」

と考えてしまう方もいるかもしれませんが、逆にそれが積み重なった結果、やがて重大事故が起こり、死傷者を発生させてしまっているのが自動車事故の現状でもあります。
運転する場合は、油断大敵、安全第一を常に心がけましょう。

 

ちなみに75歳未満の運転者の死亡事故原因ランキングは以下でした。

75歳未満の運転者の死亡事故原因ランキング

1位:漫然運転(27%)
2位:安全不確認(26%)
3位:脇見運転(22%)
4位:操作不適(12%)
5位:判断の誤り(9%)

出典:交通事故分析資料

 

と、操作ミスである操作不適は4位と高齢運転者とは大きく異なる結果でした。
それよりも単純な不注意や脇見運転や、スマホ使用等のながら運転などの認知ミスが事故原因としては多いようです。

 

高齢運転者の事故割合は増加傾向

高齢運転者(第1当事者)の交通事故発生状況(2021年中)

出典:警視庁交通総務課統計

 

警視庁の統計データを見ると自動車の安全装置などの技術革新もあり、高齢者の交通事故の発生件数は、ここ10年でも約50%ほど減少しています。
10年前の半分という数字には驚かされます。。

 

一方で、高齢運転者の事故割合は増加傾向です。

これは高齢運転者の事故発生件数も減っていますが、全体の減少幅よりも小さいことが要因です。(高齢運転者の交通事故はそこまで減っていないということです)

単純に高齢化社会が進み、高齢者のウェイトが多くなることが理由の1つではありますが、前述の運転能力によるところもあります。

 

 

高齢運転者の自動車事故の3つの対策

高齢運転者の自動車事故対策

自動車事故を防ぐためには、日ごろから安全運転を心がけるドライバーの姿勢が1番重要です。とはいえ、現実として現在の技術力では完全には防ぐことはできません。そのため以下のような対策をするのはいかがでしょうか。

 

ツール導入

具体的には「防止装置」と呼ばれる、アクセルとブレーキの踏み間違いによる誤発進を回避するサポートアイテムが一つの手です。
低アクセルペダルの急踏みやベタ踏みの誤作動に対して、アクセルのセンサーを制御し、急発進を抑止します。
これは、新しい自動車に買い替えるのではなく後からオプションとして追加できますので、大きな費用がかからず対策できるのも魅力です。

他にも「レーダー探知機」も有効な手段です。
レーダー探知機はスピードの出し過ぎや、前方に何があるかなどの情報を教えてくれるアイテムです。自動車事故は完全には防げませんが、大きな事故を起こさないためにもレーダー探知機を装備して、未然にリスクを把握するというのはいかがでしょうか。

 

自動車保険で備える

これは事故が起きるという前提にたった対策ですが、事故時にはかならず何かしらの損壊が発生します。
特に歩行者、自転車を巻き込んだ事故など無防備な方を巻き込んだ事故は、命に関わるような大きな事故になりかねません。

刑事的責任、道義的な責任も然り、損害賠償という金銭に関わる責任も同時に発生しますので、任意の自動車保険でもしっかり準備をしておく必要があります。

 

運転免許の返納

「リスクを確実に防ぐのは難しい…。」と不安に感じる方は、運転免許の自主返納をすることも良い方法です。

返納は最寄りの警察署で行え、返納から5年以内のものは「運転経歴証明」の発行を申請することができます。

ちなみに2012年4月1日以降に交付された運転経歴証明書は運転免許証に変わる公的な本人確認書類として利用することができますので、手軽な証明書がなくなるといったこともありません。

 

申請による運転免許の取消件数の年別推移

出典:令和元年版運転免許統計

実際、警察庁のデータでも、運転免許の自主返納数も少しずつ増加傾向ではありますので、返納という形で自動車事故の回避をする方法も浸透してきています。

 

まとめ

普段、しっかりと安全運転を心がけている方ほど、自分自身が事故を起こすとは考えにくいです。ですが、事実として特に高齢運転者による自動車事故による事故の割合は増えています。
自動車事故を起こした場合、「危険運転致死傷」や「過失運転致死傷」に該当し、罰金や禁錮、懲役などの刑事罰を受ける可能性だけでなく、民事上での責任も負うことになります。

いざ、何も対策をせずに事故を起こしてしまってから後悔するのでは遅すぎますので、未然に防ぐための対策、もし起こしてしまった場合の対策も含めて準備を周到しておきましょう。

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